重篤なアレルギー反応
「アナフィラキシー」とは、短時間で全身に激しい症状が出現するアレルギー反応のことです。
特に重症な場合は、ハチ毒や食物、薬物などで、急性アレルギー反応のために、呼吸困難や血圧低下などの全身症状がみられる「アナフィラキシーショック」(生命の危険がある状態)となります。
「アナフィラキシー」が疑われる場合は、直ちに救急車を要請し、医療機関を受診すべきです。
エピペンについて
エピペンは、「アナフィラキシー」発現時の緊急補助治療剤として、2011年から保険適応となりました。
「アナフィラキシー」の多くは医療機関とは別の場所で起こります。症状が出現してから数分で重篤となることがあるため、病院に到着する前に治療を開始することが肝要です。エピペンの効果は注射後15分程度で消えていきますので、エピペンを使用しても、直ちに医療機関を受診してください。
当院では、エピペンを取り扱っています。処方を受けられるのは、「アナフィラキシー」の既往のある方、または、「アナフィラキシー」を発現する危険性の高い方に限られます。
☆ 下記のサイトもご覧ください。
エピペンサイト( https://www.epipen.jp/ )
アレルギーポータル( https://allergyportal.jp/knowledge/anaphylaxis/ )